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京都市美術館
Kyoto Municipal Museum of Art

1933年に大礼記念京都美術館として会館。公立美術館としては2番目の会館で、現存する日本の美術館建築としては最古のもの。本作品では、美術館誕生に至る経緯や歴史を、紀要や設立委員会議事録から解説された中谷至宏学芸員*のレクチャーの記録を元に紹介。またこの美術館への想いを美術家の森村泰昌、やなぎみわのインタビューを交えて、京都市美術館について検証する。

パリ市立近代美術館
Museé d'Art Moderne de la Ville de Paris

パリ万博のために1937年に建設されたが、戦争によって会館の延期が余儀なくされ、美術館としての会館は1961年になる。現在は近代美術はもとより、国内外の現代美術を広く紹介するプロジェクト「アルク」の評判が高い。本作品では、館長のスザンヌ・パジェのインタビューをもとに、美術館の歴史、現在の活動、美術館の館長とは、そして彼女のポリシーである「生きた美術館」について検証する。また、マチスの部屋の改装以降、この美しい美術館の改装を手掛ける建築家、ジャン-フランソワ・ボダンの美術館建築についてのインタビューも収録。

パレ・ド・トーキョー国立アートセンター
Palais de Tokyo

パリ市立近代美術館が東棟で、国立のこちらが西棟になる。国立近代美術館として1977年まで使われ、その後、国立映画学校などにも使われたが、2002年に国立アートセンターとしてリニューアル・オープンした。美術館で行われない実験的な芸術を常に発信させて行きたいと語る2人の館長、ニコラ・ブリロとジェローム・ドローマスのインタビューにより、これからの美術館を検証する。また、フランスの公立美術館で日本人として初めてチーフキュレーターとして抜擢された三木あき子のコメントも紹介。

ジュ・ド・ポム国立現代美術ギャラリー
Gallerie Nationale du jeu de Paume

パリの中心、チュルリー公園の北西に位置するこの建物は「ジュ・ド・ポム」と呼ばれるテニスに似た室内競技場として1861年に建てられた。その後、美術館として改築を繰り返し、印象派美術館を経て現在の現代美術ギャラリーに変貌した。しかし、外観においては建設当時の面影を残しつつ、内部空間を見事に現代作品を受け入れる美しい空間に仕上げている。本作品では、美術評論家の岡部あおみの解説により、ジュ・ド・ポム、パリ市立美術館の内部空間の紹介とともに、美術館の理想を投げかける。

ポンピドゥーセンター
Centre Georges Pompidou

パリを訪れる誰しもが訪れる場所として、このポンピドゥーセンターも重役を担っている。美術館、図書館、劇場、映画館などを有する巨大芸術センターは、内部に研究機関や制作機関もある。本作品では、近代美術館のひつとのセクションである「ニューメディア」部門のチーフキュレーター、クリスティーン・ボン・ナッシュの解説により、作家との作品制作におけるコラボレーションや、新たな取り組みとして Web内の作家データベースについて紹介する。