家庭用ビデオによるアート・ドキュメンタリー撮影マニュアル
 

このマニュアルは1997年に制作致しました。
機材など少し古い内容になっていますが、基本的な事には変りはありませんのでご活用いただけましたら幸いです。

家庭用ビデオカメラによる
アート・ドキュメンタリー

 1、はじめに
 2、撮影
 3、展覧会を撮る
 4、フォーカス
 5、アイリス
 6、三脚を使う(水平・垂直)
 7、ホワイトバランス
 8、フレーム(カット)
 9、三脚を使う(パン・チルト)
10、ズーム
11、照明
12、音声
13、展覧会を撮る―まとめ―
14、制作風景を撮る
15、インタビューを撮る
16、
編集・発表


   1996年発売の松下電器「DJ-1」


マニュアル冊子のダウンロード
pdfファイル(972KB、24ページ)
この冊子はVHSビデオマニュアルに付属していたものの原紙です。VTR再生などの項目がありますが、このwebを参照してご覧下さい。

 家庭用の映像機材の進化は、この10年程で急速に加速し、手軽に画質の良いビデオ映像を記録できるようになってきました。家庭用のビデオカメラを使用しても、基本的な操作を確実に行えば、美しく記録でき、アート・ドキュメンタリーの素材として使用出来ます。
 テレビカメラの様な大型カメラでの撮影も時には必要ですが、ドキュメント映像の場合、現場でのシーンが後々、重要になることが考えられます。
 家庭用のビデオカメラの機動力を生かして、積極的に撮影してみましょう。せっかく撮影するのであれば、美しくしっかりと記録したいものです。

 このマニュアルは、家庭用ビデオカメラを使い、これから撮影を始められる方、もう少ししっかりと撮ってみたいと考えられている方に、焦点を絞って解説した入門ビデオマニュアルとして1997年に制作致しました。当時は丁度DVカメラが発売されて手軽に高画質の映像を残せることができるようになったのですが、実際に美術作品を撮ることについては解説されたものがありませんでした。
 そこで当時発売されました3CCDのPanasonic「 DJ-1」というカメラを松下電器産業株式会社社会文化部のご協力でお借りして撮影したものが、このマニュアルです。
 冊子付属のVHSビデオマニュアルとして発売して来ましたが、インターネットの普及によって動画もある程度ご覧戴ける状況になって来ましたので、今回web版のマニュアルとして公開させていただくことになりました。
 このページをダウンロードしていただかなくても、別途pdfファイルで冊子を作れますファイルを用意しております。
 お手持ちのカメラの取り扱い説明書も参照しながら、カメラの特徴を利用できるように機能を把握して下さい。

 このマニュアルはビデオと共に進行していますので、合わせて御覧頂くことで、基本的な操作がより簡単に御理解いただける様になっています。
 ビデオのマークが付いている所は、QuickTimeの動画を準備しています。

 ここで紹介します撮影方法が全てではありませんが、基本的な事項を把握していただく事によって、より多彩な表現が可能になると思います。
 後で「撮っておけば良かった」と思う前に、美しく撮っておく。それがこのマニュアルの役割です。これからの撮影にお役に立てれば幸いです。

pdfファイルをご覧頂くには、Adobe Readerなどが必要です。こちらからダウンロードできます。
 アート・ドキュメンタリーに利用できる映像素材の撮影方法を重要な順番に解説しています。特に4から6 は、編集段階では修正が不可能な重要事項ですので、いろいろな条件で納得のできるまで、練習して下さい。
 カラーモニターがある場合は、カメラと接続して、チェックしながら撮影してみると、失敗が分かり、技術の習得にも繋がるでしょう。
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